福島は語る
■令和元年度 文化庁映画賞 文化記録映画 優秀賞 受賞作品 原発事故から11年。日本社会は「フクシマは終わったこと」と、忘れ去ろうとしている。 しかし原発事故による放射能汚染で故郷や住処を追われ、生業を失い、家族離散を強いられ、将来への希望を奪われた十数万人の被災者たちの傷は癒されることなく、疼き続けている。 事故から8年後の2019年、被災者たちが、心底に鬱積した深い思いを吐露した証言ドキュメンタリー映画「福島は語る」を全国で劇場公開した。 100人を超える被災者たちの証言から厳選した“福島の声”を、忘却しようと日本社会に突き付ける。 第一章「避難」 ・「自主避難」をめぐる家族間の軋轢と崩壊、他県で暮らす避難者たちと福島に残る人びととの乖離、避難生活の厳しさと苦悩に引き裂かれていく福島出身者たち。 第二章「仮設住宅」 ・4畳半一間での独り暮らす孤独感と先が見えない不安。「避難解除」され「仮設」を出ても、大家族が共に暮らす元の生活に戻れない絶望感。 第三章「悲憤」 ・「補償」の負い目と“生きがい”の喪失。「帰村宣言」で補償を打ち切られた生活苦と先の見えない不安と病苦。…
- Genres:
- Documentary
- Availability:
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